ミスミソウ(三角草) は、花期が盛りを過ぎたって感じだった。
中に綺麗な青紫色の三角草が開花していた。花色で開花時期で決まるか?
イカリソウも新しい茎が立ち花を見せていた。
ウラシマソウ(浦島草)は、いよいよ以って生き粋と姿を見せていた。
日本固有種、此の様に年々増えている。嬉しい限りだ。
カタクリ(片栗)は、点々と6茎見えた。林床奥が見えないので増えているかも?
記憶のある場所に綺麗なコバルト色(コバルトブルー)の種子が見えた。
色からすると玉竜(ジャノヒゲ)に見える??綺麗と驚き遠望した。
ジャノヒゲ(蛇の髭) キジカクシ科(Asparagaceae)
学名:Ophiopogon japonicus (L. fil.) Ker Gawl.
別名:リュウノヒゲ
和名は、細い葉を竜の髭にたとえたものと云われている。
匐枝を地中で横に長く伸ばし、葉は細く、硬く、縁がざらつく。
花茎は、葉よりかなり短い。花は、不完全な小さな円錐花。
花後の果実のように見えるのは種子である。果皮が破れて種子となる。
いま見えてる、コバルトブルー色は、玉竜としかみえない。
種子であるため、花柱の跡がないように感じた。
ジャノヒゲの種子を玉竜と呼んでいる。
帰り道の小路には、アオキの花が可愛く咲いていた。
又、ウグイスカグラの花があちこちで咲いている。
そろそろムサシアブミが茎を見せるか、とよって見るがまだ。
帰り道、ウバユリの群生地端に、観察中の札をみた。
よくよく見ると“オオアザミ”と記されている???
帰宅して調べてみると、葉の形、もようが似ているのが見つかった。
資料によれば、別名マリアアザミと呼ばれている由。
聖母マリアの母乳がアザミの葉の上にこぼれ落ち、美しい大理石模様が出来たと。
オオアザミ(大薊) キク科(Asteraceae)
学名:Silybum marianum (L.) Gaertn.
別名:マリアアザミ
地中海沿岸の南ヨーロッパ、北アフリカ、アジアに分布する一または二年草。
葉には強いトゲがあり、草丈が1m以上。5~6月に開花する。
直径5cmほどのすみれ色がかった紫色の花を咲かせる。
全草に食欲増進や消化促進作用があると云われている。
若い芽をサラダに、炒った果実をコーヒーの代用に等、広く利用されている。
種子に含まれるフラボノイド複合体であるシリマリンには肝機能の改善ほか、
解毒作用、抗酸化作用があり、肝臓を守るサプリメントとして使われている。
別名のマリアアザミと呼ばれているように、西欧では古くより愛用されてきた。
5月~6月に開花するだろう。楽しみだ。
里緑地は、着実に春姿をみせていた。
「令和陸年(皇紀2684年)3月24日、記」