《〝泉の森・山野草の小路~森のはらっぱ〟 》
今日は、天気がよかった、否、暑いくらいの夏日だった。
里緑地の中でこの周辺は、散歩道で観察者は少ない。
ひっそりとして集中出来た。周辺で新発見(僕個人)もあった。
日頃、じっくりと観察していない事で見落としていたようだ。
先日(3/27)見た場所に再度訪れて見た。
日本固有種の〝ムサシアブミ(武蔵鐙)。関東地方以西に自生。
仏炎苞が鐙(あぶみ)を逆さにした形に似ていると名付けられた。
葉は2枚、小葉は3枚。小葉の幅はかなり広く、長さ10~30㎝。
花柄は葉柄より短く、3~10㎝しかない。
仏炎苞は暗紫色、舷部は曲がって袋状になり先は尖り脈が目立つ。
筒口部の耳も大きい。テンナンショウ属でも特異である。
林内に生える多年草だが、いつ頃からこの地で見られていたか。
神奈川県内で”初見”されたのは昭和62年(1982)頃と記録がある。
テンナンショウの仲間は似通っているが、武蔵鐙は特異な形状。
ムサシアブミ(武蔵鐙) サトイモ科(Araceae)
学名:Arisaema ringens (Thunb.) Schott.
3月27日、泉の森・山野草の小路
3月31日、上記の茎は、開花していた。が、葉は開いていない。
2茎目は、開花の仕方が1茎と違う。
3茎目は、漸く茎を見せた状態。
昨年より茎が増えている。先年は、1回しか見ていない。
もっと茎が立つのか? 再度、観察しないといけないか!!
小路の確認場所から少し離れた、森のはらっぱに新発見!!
とは云っても以前からあったのかも知れないが。
嬉しくていろいろな角度から撮ってしまった。
生育環境・土壌(表土)が全くことなるのに!?!
里緑地(里山)は、生きている活きていると実感出来た瞬間である。
「令和陸年(皇紀2684年)3月31日、記」